上の歯が下の歯を覆い隠している/噛み合わせが深い(過蓋咬合・かがいこうごう)の治療 | あーすマウスピース矯正Lab 新宿本院

【上の歯が下の歯を覆い隠している/噛み合わせが深い(過蓋咬合・かがいこうごう)の治療】

過蓋咬合(かがいこうごう)とは?

上下の歯をカチンと噛んだときに、下の前歯が上の前歯に隠れすぎてしまう不正咬合のことを指します。一般的には噛み合わせが深いと言われる状態のことで、歯科用語では過蓋咬合(かがいこうごう)と言います。

症状は程度によって様々ですが、過蓋咬合の強い方ですと噛んだときに下の前歯が全く見えなくなることもあります。過蓋咬合は噛み合わせが深く強くなりやすいので、被せ物が壊れやすくなったり、顎関節症に影響を及ぼしたりすることが考えられます。

過蓋咬合は噛んだときに下の前歯が上の前歯に強く当たり突き上げるような状態なので、出っ歯(上顎前突)にもなりやすいです。また、笑ったときの見た目の面で気にされてご来院なさる方も多いです。

過蓋咬合の原因

◆奥歯が倒れて生えている
奥歯が倒れて生えてきたことが原因で十分な咬合高経が確保できない場合、噛み合わせが深くなります。倒れた奥歯を起こしてあげることで咬合高経を回復します。

◆奥歯が欠損したまま長期間過ごしている
抜歯や先天欠損によって奥歯の噛み合わせが無い状態ですと、代わりに前歯で噛み合わせを補うようになり噛み合わせが深くなります。矯正のみで治療することもありますが、欠損にとって大きなスペースが空いている場合はインプラントなどを併用することもあります。

◆食いしばる力が強い
食いしばる力が強いと奥歯が圧下されて噛み合わせが深くなります。この場合はさらに食いしばりによって咬耗(歯が削れる)も起こりやすいです。

◆下顎が小さい
下顎の発達が小さいと咬合高経が確保できずに噛み合わせが深くなりやすいです。矯正で噛み合わせを治していきますが、場合によっては外科的治療を併用する場合もあります。

過蓋咬合は他の不正咬合を伴っているケースが非常に多いです。出っ歯やガミースマイルなどが気になる方も是非お気軽にご相談ください。